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外壁塗装は不要？

建物の多くは外壁塗装を行って、劣化対策をしています。塗料を塗ったからといって完全に劣化を防げるというわけではありませんが、壁を守るために必要です。中にはタイル外壁を用いている自宅もあるのではないでしょうか。タイル外壁はメンテナンスフリーとして宣伝されることが多く、塗料を塗らなくても保護効果を保ち続けると言われていることがあります。外壁塗装は頻繁に行うものではありませんが、一回にかかる費用は決して安いものではないためコスト削減のためにタイル外壁を選ぶという人も多いです。しかし、メンテナンスフリーの意味を履き違えてはいけません。タイル外壁におけるメンテナンスフリーとは補修や修繕などを行う必要がないという意味があり、経年劣化を起こさない材質ですが、お手入れをせずにずっと高い耐久性が保たれるわけではないのです。無機質のタイルは経年劣化が起きにくいですが、材料の接着が不十分では意味がないため注意してください。

保護塗料を塗ろう

無機物は紫外線や雨水に晒されても激しく劣化することはなく、少し色褪せる程度で済みます。サイディング材やコンクリートなどと比較すると耐久性は長期間ですが、それだけでは壁に張り付いていることができません。モルタルなどを使用して職人が手作業で接着させていますが、この貼り付け作業に注意しなければならないのです。例えば、下地となる材料の質が悪かったり貼り付け方が甘かったりするとタイルが剥がれて、雨水などが入り込んできてしまいます。このように、タイルそのものが劣化していなくても下地の材料や施工に問題があるとトラブルが発生します。基本的に外壁塗装は必要ありませんが、撥水や艶出しのために無色透明なクリヤー塗料を塗って保護塗装をすることが大切です。表面に塗膜が張り、保護することができます。また、壁が割れたままクリヤー塗料を塗っても効果が低いため、必ず良い状態に直してから行わなければなりません。建物の様子をチェックし、浮いていたり剥がれていたりする場合は保護してもらいましょう。内部から劣化するため、素人では判断がしにくい場合は業者に調査を依頼してください。

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